訪問診療
訪問診療とは|対象・往診との違い・受けられる医療
通院が難しくなった方のご自宅や施設へ、医師が計画的に伺います。リーベクリニックは旭川市を中心に、名寄市・士別市・剣淵町・羽幌町へ定期的に訪問しています。
訪問診療とは、通院が困難な方のご自宅や施設へ、医師が計画的に定期訪問して行う医療です。診察・処方・体調変化への対応を、生活の場で継続して受けられます。
- 訪問日をあらかじめ決めて伺う計画的な定期訪問です(往診は臨時の訪問)
- 定期訪問は月2回程度が目安。状態に応じて回数と内容を調整します
- 医療保険(1〜3割負担)が使えます。介護保険の費用が別途かかる場合があります
- 慢性疾患の管理、処方、採血、医療処置、看取りまで対応します
- 夜間・休日は電話でご相談いただけるオンコール体制です(緊急時は119番を優先)
訪問診療とは何ですか?(30秒でわかる要約)
訪問診療とは、通院が困難な方のご自宅や施設へ、医師が計画的に定期訪問して行う医療です。あらかじめ訪問日を決め、診療計画にもとづいて継続的に診察します。
ご本人にとっては、移動や待ち時間の負担がなくなります。ご家族にとっては、付き添いの負担が軽くなり、体調の変化を相談できる相手ができます。施設にお住まいの方の場合は、施設スタッフを通じて日々の様子を共有しながら診療を続けます。
リーベクリニックは訪問診療を中心に行うクリニックです。「病院で待つ医療」から「出向く医療」へという考え方で、生活の場に医療を届けています。
訪問診療と往診はどう違いますか?
訪問診療は計画的な定期訪問、往診は求めに応じた臨時の訪問です。当院では定期訪問を基本としながら、必要に応じて臨時の対応も行います。
| 項目 | 訪問診療 | 往診 |
|---|---|---|
| 訪問のしかた | あらかじめ訪問日を決めて計画的に定期訪問します | 急な体調変化などの求めに応じて臨時に訪問します |
| きっかけ | ご本人・ご家族・ケアマネジャー・病院からのご相談を受け、事前に契約して開始します | すでに診療関係がある方の症状変化などのご連絡を受けて判断します |
| 頻度 | 月2回程度が目安です(状態により調整します) | そのつど必要と判断したときのみです |
| 診療計画・同意書 | 診療計画を作成し、同意をいただいてから開始します | 定期の診療計画にもとづくものではありません |
| 主な役割 | 慢性疾患の管理、薬の調整、療養全体の見通しを立てること | 発熱や痛みなど、その時点の症状への対応 |
| 費用の考え方 | 診察料に加えて在宅医療の管理料等がかかります | 訪問1回ごとの診療費が中心です |
※ 2026年8月時点の一般的な考え方です。診療報酬の改定により取り扱いが変わることがあります。費用の詳しい考え方は訪問診療の費用の目安をご覧ください。
対象になるのはどのような方ですか?
通院が難しく、ご自宅または施設で継続的な診療が必要な方が対象です。年齢や病名だけで決まるものではありません。
- ご自身での通院が難しく、付き添い・移動・待ち時間の負担が大きくなった方
- 退院後にご自宅や施設での療養を続ける方、薬の管理に不安がある方
- 慢性疾患(高血圧・糖尿病・心不全・呼吸器疾患・認知症など)の管理が続いている方
- 有料老人ホーム・グループホーム・障がい者施設などにお住まいの方
- ご自宅や施設での療養と看取りを希望されている方、ご家族
訪問できるかどうかは、ご住所・病状・道路状況・診療体制をふまえて個別に判断します。まずはお電話でご相談ください。対応の範囲は対応エリアのページにまとめています。
今の主治医を変えたくない場合はどうなりますか?
2つの形から選べます。ひとつは、今の主治医を継続しながら訪問診療が補助的に関わる形(併診・補完)です。もうひとつは、訪問診療側に一本化し、必要なときに病院と連携する形です。ご本人・ご家族のご希望を伺い、必要に応じてかかりつけ医へ情報提供を依頼します。
訪問の頻度と診療体制はどうなっていますか?
定期訪問は月2回程度が目安です。病状が安定している方は回数を減らし、変化が続く方は増やすなど、状態に応じて調整します。
訪問時には、診察のほか、血圧・体温・脈拍などの確認、薬の効き方と副作用の確認、ご家族や施設スタッフからの聞き取りを行います。次回までの見通しと、体調が変わったときの連絡方法もそのつどお伝えします。
夜間・休日は電話でご相談いただけるオンコール体制をとっています。主治医への直通をお約束するものではありません。施設にお住まいの方は、まず施設スタッフへお声がけください。緊急性が高いと感じる場合は、119番を優先してください。
対応できる診療内容と、できないこと
できること・できないことをあらかじめ整理しておくと、療養の見通しが立てやすくなります。次の表にまとめました。
| 診療内容 | 当院の対応 | 補足 |
|---|---|---|
| 定期診療・慢性疾患の管理 | 対応できます | 高血圧・糖尿病・心不全・呼吸器疾患・認知症などを継続的に診ます |
| 処方・薬剤管理 | 対応できます | 薬局と連携し、残薬・頓服・飲み合わせを確認しながら調整します |
| 採血などの検体検査 | 対応できます | 療養先で採血し、外部の検査機関へ提出します。結果は数日〜1週間程度かかることがあります |
| 点滴・カテーテル管理・在宅酸素 | 対応できます | 訪問看護や医療機器の事業者と連携して管理します |
| 褥瘡(床ずれ)・疼痛・発熱時の対応 | 対応できます | 処置の内容によっては医療機関へのご紹介を検討します |
| 看取り・ACP/DNARの相談 | 対応できます | ご本人・ご家族・施設と事前に方針を確認します |
| オンライン診療 | 対応できます | 医師が適否を判断します。必要時は対面診療をご案内します |
| 画像検査(レントゲン・CT・MRIなど) | 近隣の医療機関へ依頼・ご紹介します | 当院では実施していません。必要と判断した場合にご案内します |
| 入院治療・手術 | 近隣の医療機関へ依頼・ご紹介します | 状態に応じて相談し、退院後の在宅復帰まで連携します |
| 来院による診療 | 事前にお問い合わせください | 診療内容と受診方法を個別にご案内します |
| 救急対応 | 行っていません | 緊急性が高い症状は119番、または救急医療機関の受診を優先してください |
※ 2026年8月時点の当院の体制です。対応の可否は病状・療養環境により個別に判断します。
119番を優先していただきたい症状
呼びかけに反応しない/息が苦しい、呼吸の様子が明らかにおかしい/突然ろれつが回らない、手足が動かない/胸が締め付けられるような強い痛みがある/大量出血、吐血、下血がある。迷うほど緊急性が高いと感じる場合は、患者さんの安全を最優先に救急要請をしてください。
119番へ発信作成できる書類にはどのようなものがありますか?
介護保険の申請や訪問看護の利用に必要な書類を作成します。期限のあるものは、施設やケアマネジャーと連携して管理します。
| 書類名 | 用途 | 依頼方法 |
|---|---|---|
| 主治医意見書 | 介護保険の要介護認定に用います | お電話・FAX |
| 訪問看護指示書 | 訪問看護の利用に必要です | お電話・FAX |
| 精神科訪問看護指示書 | 精神科訪問看護の利用に必要です。必要性を評価し、目的と期間を定めて定期的に見直します | お電話・FAX |
| 診療情報提供書 | 他の医療機関へのご紹介や、入院時の情報共有に用います | お電話・FAX |
| 死亡診断書 | お看取りの際に作成します | お看取り時にご説明します |
※ 書類の作成には所定の費用がかかる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
関連ページ
目的別のご案内(費用・流れ・オンライン診療・看取り)
知りたいことから読み進められるよう、テーマごとにページを分けています。
訪問診療と往診はどう違いますか?
訪問診療は、あらかじめ訪問日を決めて医師が計画的に定期訪問する医療です。一方、往診は患者さんやご家族の要請を受けて、その都度臨時に医師が訪問するものです。訪問診療では診療計画と同意書を作成します。当院では定期訪問を月2回程度とし、必要に応じて臨時の対応も行います。
どのくらいの頻度で診察に来ますか?
定期訪問は月2回程度が目安です。病状が安定している方は回数を減らし、変化が続く方は増やすなど、状態に応じて訪問回数や内容を調整します。訪問のたびに、次回までの見通しと体調が変わったときの連絡方法をお伝えします。
今の主治医を変えたくないのですが、利用できますか?
2つの形から選べます。ひとつは、今の主治医を継続しながら訪問診療が補助的に関わる形(併診・補完)です。もうひとつは、訪問診療側に一本化し、必要なときに病院と連携する形です。ご本人・ご家族のご希望を伺い、必要に応じてかかりつけ医へ情報提供を依頼します。
採血や画像検査はできますか?
採血は当院スタッフが療養先で実施できます。検体は外部の検査機関へ提出するため、結果は当日すぐには出ず、内容により数日から1週間程度かかることがあります。画像検査(レントゲン・CT・MRIなど)は当院では行っていないため、必要なときは近隣の医療機関・検査施設へ依頼・ご紹介します。緊急性が高い場合は救急要請(119番)や病院受診を優先します。
夜間は必ず医師にすぐつながりますか?
夜間・休日は電話でご相談いただけるオンコール体制をとっています。ただし、主治医本人への直通をお約束するものではありません。ご連絡の内容に応じて医療者が応答し、必要と判断した場合に医師が対応します。緊急性が高いと感じる症状のときは、119番を優先してください。